再インタビュー実現! 歯科医師共生会、新たなチャレンジを開始【前編】

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メディウェルギャラクシーのトップインタビュー第一弾を飾った、歯科医師有志たちによる任意組合「歯科医師共生会」。

 

 

 

あのインタビューから1年、メンバーそれぞれが歯科医として日々患者たちと向き合いながらも、理想に向かって着実に歩みを進めてきました。

 

 

 

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今回、共生会メンバー3名で新たに「十条共立歯科医院」を開業。

 

 

 

ここは、彼らが会の活動を通じて積み重ねてきた経験値が、コンセプトとしてしっかりと落とし込まれた医院です。

 

 

歯科医院をやっていく上で大切にしているもの・・・「サービス」と「満足」

 

 

 

―開院おめでとうございます。今回の医院は「共立」ということで、歯科医師共生会の考え方やノウハウを生かしたコンセプトで、複数のメンバーによる経営という形にされているそうですね。

 

 

 

柚木崎「ありがとうございます。今回の医院は、まずテーマとして『本質的なサービスの追求』『患者満足度の向上』ということを掲げています。

 

 

 

患者様に『いいな』と感じていただける医院づくりのために、これまで共生会で培った知識や考え方を注ぎ込みたいと考えています。」

 

 

「サービス」の向上によって「患者満足度」が上がる・・・この2つの要素は切っても切り離せないものだと思いますが、柚木崎さんの考える「サービス」とは、どんなものなんでしょうか?

 

 

 

柚木崎「私個人というより、共生会で共有している絶対的な理念のようなものがあって。サービスの3本柱として、

 

 

・患者様との積極的なコミュニケーション

・患者様のデンタルIQの向上

・これらを土台とした、患者様との信頼関係

 

 

を挙げています。

 

 

 

この3つを『本質的なサービス』の基準としていますね。」

 

 

 

―共生会はその基準をもとに医院経営を進めていく、と。

 

 

 

柚木崎「この3つさえ満たされていれば、あとはメンバー一人ひとりが自己の強みを生かした治療方針を自由に打ち出していけばいい、ということです。

 

 

 

今回の十条共立歯科医院においても、院長である山本の治療スタイルに合った形で医院のコンセプトを組み上げていきました。」

 

 

 

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『共立』という形でこそ生かせる、メンバーそれぞれの強み

 

 

 

―院長の山本先生は、今回の開院までは勤務医として歯科医院に勤められていたそうですね。山本先生が共生会での活動を通じて院長になるまでには、どんな経緯があったのでしょうか。

 

 

 

山本「実はもともと柚木崎・都橋(前回記事参照)とは大学の同級生でして(笑)。

 

 

 

彼らが立ち上げた共生会にメンバーとして参加しているうちに、だんだんと自分の中にも、歯科医療の未来に対する課題意識などが芽生えてきました。」

 

 

 

柚木崎「共生会としてチャレンジングな医院経営をスタートするにあたり、メンバーそれぞれが自分の『強み』を最大限発揮できるようなポジションに立つことを念頭に置いていました。

 

 

 

今回、我々の内部としては『院長(山本)に合った医院づくりを』というテーマがあります。

 

 

 

彼は高いクオリティで長時間治療をし続ける能力に秀でている。多くの患者様に対して安定して治療を行い続けることができ、その技術の正確さや配慮の細やかさは、彼のとても優れた強みだと思っています。

 

 

 

また、高齢者の方々やお子さんの患者様の対応が得意というのもあって。だからこの立地(十条の商店街)も、そうした山本の適性を踏まえて選択したんですよ。」

 

 

 

―柚木崎さんがそのあたりのマネジメントをされているわけですね。本医院の共同メンバーである都橋さんは、どのような関わり方をされているんでしょうか?

 

 

 

都橋「私は今、週に2日、鳥取からこちらへ来ています。

 

 

 

柚木崎、山本と同じく本医院の立ち上げから軌道に乗るまで、治療から運営まで協力して取り組んでいるところです。またそれだけでなく、私は『地方の歯科医療を充実させる、そして若手の歯科医師を育てる』という目的も持っています。

 

 

 

以前も話しましたが、特に若手の歯科医師にとって、都心の医院では患者数の多さなどからじっくりと技術の習得をするという余裕がありません。労働条件としてもかなり厳しい、というのが実情です。

 

 

 

一方で、地方では逆に患者様が十分な治療を受けられていないというケースが多くみられます。

 

 

 

そこで、都内の若手医師を地方に派遣することで、治療が間に合っていない患者様とマッチングする・・・本院を、そのための拠点としたいということも考えているんです。」

 

 

【後編へつづく】

 

 

 

 


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