「医療・介護に携わる方々を『地域格差なく』サポートしたい」―フォーユーメディカル株式会社 代表取締役 廣田 祥司さんにインタビュー【後編】

こんにちは、メディウェルギャラクシーの安部です。
全ての医療・介護従事者に向けた福利厚生サービス「@Benefit」を全国で展開しているフォーユーメディカル株式会社 代表取締役 廣田 祥司さんのインタビュー。前編では、廣田さんがどのようなきっかけから医療に関心をもつようになったのかを話してもらいました。
後編では、2014年4月より満を持してスタートした同社のサービス「@Benefit」の詳細と、そこに懸けた廣田さんの想いについて、語っていただきます。
医療・介護に携わる全ての人が、より良い環境で仕事に向かえるように。医療・介護従事者むけ福利厚生サービス『@Benefit』
――フォーユーメディカルでは、医療・介護従事者に向けた福利厚生サービス『@Benefit』を2014年4月より展開しています。
廣田「JTBグループのJTBベネフィットと提携し、医療・介護従事者に特化したオリジナルメニューを加えた『@Benefit』は、レジャー、旅行、ライフスタイルなどのサービスのほか、eラーニング無料受講や資格取得、通信講座割引受講など『学び』のメニューも充実しています。」
――これまで『開業支援事業』『経営支援事業』『継承支援事業』などを事業の柱としてきた廣田さんが、福利厚生サービスの提供を始められた経緯を聞かせてください。
廣田「少子高齢化による人口構造の変化でますます労働力の確保が難しくなる我が国において、医療福祉分野の労働力確保は喫緊の課題です。医療福祉分野の中核をなす労働力は約75%を占める女性が担っています。この分野を支える原動力となる女性の労働環境を整備することが早急に必要だという想いに端を発し、『@Benefit』を立ち上げたのです。
従業員満足度が上がることによって、それがひいては患者や利用者の満足度を上げることに結びつく。誰でも、スタッフが笑顔で対応してくれる病院や施設のほうがいいですからね。」
――今後のビジョンについてお聞かせください。
廣田「私たちは『安全・安心な医療福祉が提供される豊かな社会の実現に寄与する』という理念(当社のミッション)を大切にしています。
今後のビジョンとして、この理念を「地域格差なく」実行できるようにするために、『医療福祉従事者のパートナーとして日本の中核的存在となる』ことに取り組みます。
たとえば『@Benefit』では、全国に約1,000店舗を展開しているJTBの窓口でサポート可能としています。さらにeラーニングなど、たとえ地方であっても充実した『学び』のサービスが『地域格差なく』受けられるようにしています。
また、開業や継承に関するコンサルティングについても同様です。全国900以上の会計事務所と連携し、全国からの相談に対応できるようにしています。
こうして『100年続く企業の礎を築く』というのが自分の使命ですね。100年続く=100年間、社会から必要とされ社会に貢献し続けることができる、ということです。
創業から10年を経過した今、未来にわたってより大きな貢献を我が国に果たすために、「フォーユーメディカルビジョン2025」を掲げて、向こう10年で100年続く企業の礎を築きます。
創業100周年となる90年後、残念ながら私はこの世に存在しませんが、理念がきちんと受け継がれ、社会から必要とされ続けるように、今その礎を築くのが私の役割だと思っています。」
フォーユーメディカル株式会社