多くの人が悩む辛い乾燥肌…気になる乾燥肌の原因とその対策

こんにちは、メディウェルギャラクシーの安部です。
この「くらしの雑学コラム」では、医療や介護に携わる方々が、ふだんのお仕事や患者様・お客様とお話しするときなどに使えるちょっとした小ネタを紹介しています。
今回のテーマは「乾燥肌」です!
乾燥肌になる原因とは
乾燥肌になる大きな原因は、肌に本来存在する保湿成分であるコラーゲンが不足することが挙げられます。年を取ると共にこの成分は減少してしまい、その結果肌に潤いがなくなって乾燥しやすくなってしまうのです。
人の肌には脂分がある程度必要ですが、老化と共にこうした脂分も少なくなってしまい、若いときよりも肌がカサカサになったり肌荒れしやすくなるのはこのせいです。
お風呂上がりも皮膚に必要な脂分が落ちてしまっているので、肌に痒みが生じたり粉がふいたようになることがあります。
そのほかにも、空気が乾燥している中に長時間いると、肌や目が乾燥してしまうこともあります。乾燥肌の原因はこのように、老化によるコラーゲンの減少と脂分の減少が大きく、さらに生活環境の問題も関係しているといえるでしょう。
体の中から乾燥肌を改善しよう
乾燥肌は食事においても予防することができます。皮膚の保湿にはコラーゲンやビタミンC、ビタミンEなどが効果がありますが、こうした成分が配合されている食材を食べるようにすると良いでしょう。例えば牛スジ肉やすっぽん、手羽先にはコラーゲンが含まれています。レモンなどの柑橘類やトマト、緑黄色野菜をしっかり食べてビタミン類も取るようにしましょう。
肌の新陳代謝を高めるトウガラシや生姜なども、肌の乾燥対策のためには良いとされています。男性が好きなカレーも、肌を乾燥から守ってくれます。
また皮膚のバリア機能をしっかりと守るためには、良質のたんぱく質が必要になってきます。大豆製品や青魚、卵や牛乳なども毎日の食事において食べるようにしましょう。肉も肌の乾燥を防ぐには必要ですが、食べ過ぎには気を付けるようにしましょう。
日々の生活で意識すること
日々の生活の中でもちょっとした意識をすることで、乾燥肌を予防することができます。
まず夏場のクーラー、冬場の暖房には気を付けるようにしましょう。エアコンに長時間あたっていると、肌は乾燥して水分が少なくなってしまいます。できるだけ自然の空気の中で生活することが、肌のためには良いのです。
また洗顔時にも注意が必要です。顔を洗うときには冬場は特に寒いので熱湯を使いがちですが、熱すぎる湯は皮膚に必要な脂分までも洗い落してしまいます。皮膚には適度な脂分が必要であり、洗顔するときには水より少しぬるめくらいの温度で洗うことが大切です。また汚れを落とそうときつく皮膚をこすりすぎることも乾燥を招きます。顔を洗うときにはできるだけ優しく、顔を包み込むように洗いましょう。
そのほか、ヒゲ剃りも剃った後に顎周囲は乾燥しやすいので、保湿クリームを塗るなどしてみると良いでしょう。