夫婦円満に育児・家事を行っていくうえで大切な事とは

この「話のネタに!雑学講座」では、医療や介護に携わる方々が、ふだんのお仕事や患者様・お客様とお話しするときなどに使えるちょっとしたネタを紹介しています。
今回のテーマは「夫婦間での家事・育児の分担」です!
夫が家事に携わる割合の現状とは
みなさんは夫婦での育児・家事の分担をどのようにされていますか?夫は約2割しか家事を引き受けていないというデータまであるそうで、主夫、育児パパ、イクメンという言葉も定着しつつある現状においても、まだまだ育児・家事は女性が引き受けているというご家庭も多いのかもしれませんね。
家事の分担は、お風呂の掃除・皿洗いなどを分担することが多いようです。男性の中には、自分が育児や家事の半分を手伝っていると思い込んでいる方も多いのかも・・・けれど実際には、女性の目線から言わせると「できていない!」と言われてしまう。できていないということはやっていないと同じことで、結果的に女性側も「やってくれない」と思い込んでしまうようですね。
たとえば子供のおむつ替えなど、男性はしっかりと行ったつもりでも、替えたおむつの捨て方が悪かったり(笑)。このへんのギャップを夫婦間のコミュニケーションで埋めていかないと、ケンカなどのトラブルの元になってしまいますね。
また、授乳など女性でしかできないこともあるため、感覚的に「女性のほうが育児・家事負担が大きい」と感じられるのかもしれません。
夫に対する育児ママの不満とは
特に、産後間もない育児ママは、精神的にも不安定な時期で、夫のフォローをとても必要としている時期です。
夜中数時間ごとに起きる赤ちゃんに授乳して、ママも寝不足になりがちです。そんな中でも、日中仕事を抱える夫は、別の部屋を確保してでも寝てしまうのが、育児ママにとっては大きな不満になります。
夫はそうした妻の身体的・精神的な負担をなかなかイメージしづらいかもしれません。しかし、子育ては想像以上に大変なことで、世の中のママは全てママ初心者なのです。せめて妻の望む方法で家事を手伝ったり、話を聞いてあげたり、ねぎらいの言葉をかけてあげるなど、やっぱり大切なのはコミュニケーションですね。
きちんと妻の大変さをわかってあげているスタンスを取るだけでも、ママの気分は変わってきてやる気が出てくるはずです。
夫婦円満に育児に取り組むコツとは
夫婦円満に育児を行うコツは、夫にすべてがかかっているといっても過言ではないかもしれません。
先にも述べたとおり、特に初めての出産では母親もママ初心者です。わからないことだらけで、不安もたくさんあるはず。ママの悩みなどを積極的に聞いてあげましょう。
また、悩みだけではなく初めてハイハイをしたなどの喜びの話もあるはずです。夫婦間で子どもの成長の姿をちゃんと共有して一緒に子育てをしている実感をともに味わうことができると、それが家族のつながりを深める支えになるんじゃないでしょうか。
また、特に子どもの夜泣きが激しい時期などはお互い夜中に目が覚めて疲れてしまいます。夫、妻どちらかに負担が偏ることなく、お互いが思いやって子どもの面倒を見られるとよいでしょう。
特に仕事が休みのときには互いがきちんとリラックスできるよう、家事・育児を交代で引き受け合うなどして気分転換ができる気配りがあれば、夫婦円満な家庭を築くことができるのではないでしょうか。