こんなドクターは嫌だ!? 患者が嫌がるドクター3選

ドクターのみなさんは、日々多くの患者と接し、その痛みや苦しみから救うために専門的な知識をもって治療・診療に臨まれていることと思います。
患者にもさまざまな人がおり、時としてドクターに失礼な態度を取ったり、不快な思いをさせられることもあるかもしれません。
一方で、患者も医療機関で診療を受けるにあたってはドクターに対していろいろな思いがあるようです。やっぱりお互い、人間ですからね。
日々の仕事を気持ちよくこなし、自分にとっても患者にとっても『この人と出会えてよかった』と思えるような関係をつくるために。その患者が病気や怪我で困ったときにはまた自分を頼ってもらえるように。患者が嫌がるドクターの例をまとめてみました。
患者が嫌がるドクター 1:自分の病気・怪我に対して親身になってくれない
ドクターは日々、とてもたくさんの患者さんや症例に触れます。医療現場ではもちろん、研修や学会でも膨大な情報がインプットされ、それらを日々の業務の中で自分の仕事としてこなしていくわけです。
そんな毎日ですから、もちろん病気や怪我に対する感覚が一般の方々とは異なってきます。人間だれしも、最初は新鮮なことでも日々繰り返し見ていると慣れてくるものですからね。
しかし患者にとっては病気・怪我は一大事。風邪や軽傷ならともかく、自分の健康な生活を脅かすような病気であったり、手術が必要であったり、いくつかの病院を転々とした後だったり・・・そうして不安でいっぱいになった患者に対して、
『これは治らない病気だね。まあ命があるだけ良かったと思わないと』
あっけらかんと突き放してしまうような言葉を放ったり、
『何ともないよ。自分でつらいと思ってるだけ。そんなにつらいなら薬だけ出しとくから』
いい加減に思われてしまうような処置を取ったり、
『まあ、よくあることだから』
と、本人にとってはつらい病気やケガに対して『よくあること』として片づけてしまったり・・・。
セクハラ的な発言などはもってのほかです。特に患者との世代にギャップがあると、冗談のつもりでも深刻なクレームにつながることもありますから、注意しましょう。
普段たくさんの患者や症例に触れているドクターだからこそ、丁寧な説明や親身な対応で安心を与えてあげられるとよいですね。
患者が嫌がるドクター 2:お説教が長い
診断で患者にいろいろと話を聞いていると、信の置けない民間療法を試しているとか、市販の薬をごちゃまぜにして飲みすぎているとか、そもそもひどい不摂生だとか、いろんな話が出てきます。
思わず『おいおい・・・』と言いたくなりますよね。
患者によっては、ここできちんと指導をしておかないといけないというケースもあるでしょう。しかし一方で、言い方が上手くないために患者の反発を招いてしまうこともあります。
それが『ドクターによる長くてキツいお説教』です。
患者を思ってのことであっても、それがちゃんと患者の心に届かなければ意味がありません。特に病院に来ているときの患者は心身が弱っていることが多く、話をきちんと聞くことができない状態であることも多いでしょう。
要点をまとめて短く伝える、あとで読めるよう資料などを渡しておく、良い雰囲気をうまく作って『聞いてくれる』状態を作ってから伝える、ということを心がけてみてください。
患者が嫌がるドクター3:だらしない、不潔っぽい
病院は衛生管理が大切です。スタッフによって院内は常に清潔が保たれていることと思います。
しかし、もし万が一、肝心のドクターの見た目がだらしなく不潔っぽかったら・・・
せっかくキレイな病院なのに、患者の印象は大きくダウンしてしまいます。特に診療では患者に触れることもありますし、具合の悪くて来院したほうにとってはよりいっそう不安が掻き立てられてしまいます。
まず白衣は汚れのない清潔な状態を保ちます。シワなども取って、襟がヨレたりめくれたりしないよう、鏡を見て整えておくとよいでしょう。
寝ぐせなどはきちんと直し、長髪であれば束ねるなど整えておきます。ヒゲも剃るか整えておいたほうがよいですね。
意外と姿勢も大切です。猫背でいると、たとえ清潔であってもどこかだらしなく見えてしまいます。
さらに口臭を抑えるためのケアや、歯のホワイトニングまでできていれば言うことなし。さすがにここまで徹底するのは簡単ではありませんが・・・。
おわりに
いかがでしたか?
今は病院の評判もあっという間に広がってしまう時代。多くの人たちに対して顔と名前を出して業務に当たられているドクターの仕事は、とても尊敬されるものです。その仕事に誇りと責任を持ちつつ、患者との良い関係を築けるよう、参考にしてみてください。