誰もが向き合う「介護」。気になる在宅と施設の違いとは

在宅介護・施設介護

 

 

 

日本の介護の現状

 

 

日本で介護が必要になる人の主な疾患は、『脳血管疾患』・『認知症』・『高齢による衰弱』・『関節疾患』などで半数以上が占められていると言われる。

 

 

最近の日本の少子化・核家族化によって専業主婦が減少の傾向にあり、共働きの家庭が多くなってきている。よって家族などが要介護者になると会社を辞めて介護を始めざるをえず、家庭の収入源の減少にもつながってしまうというケースも多い。

 

 

生命保険文化センターの介護を行っている場所の調査によると、約42%が『自分の家』になっていて、次いで『親や親族の家』が16%となっている。その他としては、老人福祉施設や老人ホームなど。在宅と施設で比較すると、在宅介護が約58%を占めていて、施設は41%と、在宅が半数以上を占めている。

 

 

在宅介護の特徴

 

 

 

在宅介護は一般的に、自宅や住宅型の有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅などで介護を受けるような場合のことを指し、自分の住み慣れた家で介護を受けることができるのが特徴である。

 

 

 

また、家族や親族ではない第三者である介護士が介護を行ってくれるため、気兼ねすることなく介護を受けられることも挙げられる。

 

 

 

具体的には、料理などの食事の準備、食事の手伝い、入浴の手伝い、衣服の着脱の手伝い、排せつの補助、洗濯などの一部の家事などを行うことになる。

 

 

 

基本的には看護師が毎日訪問するスタイルが多いが、場合によっては泊まり込みの場合も。また、介護を行っている家族が多忙な時期などに、一時的に短期間特別施設に入居して介護を受けるショートステイと呼ばれるサービスもある。

 

 

施設介護の特徴

 

 

 

施設介護は、要介護者の介護レベルに合わせて介護が行われるのが特徴。

 

 

 

基本的には、自立できる人は可能な限り自立を促し、本人がどうしても行えないことに関して介護サポートを行う。たとえば経費老人ホームなどでは、食事は自炊で行ったりする場合もある。

 

 

医療上のケアを受けられる施設もあり、食事に治療食などを提供してくれる場合もある。また、メンタル面でのサポートも行われており、悩み事などを相談できるサービスが提供されていることもある。

 

 

 

老人ホーム全般として、イベントなどが盛んに行われる傾向にあり、春の花見やクリスマスパーティーなどを行ったり、同じ趣味を持つ同士でのクラブ活動を行うことにより、入居者同士のコミュニケーションの機会を提供する。こうした取り組みが、入居者が生きる楽しみを実感できる大切なきっかけとなっている。

 

 

 

 

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