歯科医療の最先端を探求する。公益社団法人日本歯科先端技術研究所 学術大会レポート

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今回ご紹介するのは公益社団法人『日本歯科先端技術研究所』。歯科インプラントを始めとする最先端の歯科医療技術を中心に研究を深め、全国869名(正会員729名、歯科衛生士140名)の会員や一般の歯科医師ならびに歯科衛生士に対し研究内容や実践的な事例について学術大会等を通じて情報提供を行っています。

 

 

 

3月15日には学術大会が開催され、140名を超える歯科医師、歯科衛生士の聴講者が参加しました。その模様をお伝えします。

 

 

 

 日本歯科先端技術研究所の学術大会

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多彩な切り口から、歯科医療の最先端を見る

 

 

 

従来、講演会形式が中心であった本学会は、今回は、外部講師基調講演と会員10名による症例発表と意見交換でよりインタラクティブに知見を得ることができる場へとリニューアルしたとのことです。

 

 

 

発表は、大学教授、歯科医師、歯科衛生士などさまざまな立場から各々が設定したテーマで行われました。

 

 

 

インプラント治療後の患者に対し実施したアンケートの結果や考察、近年増えつつある在宅ターミナルケア(終末期の医療や看護)における歯科医療の立場と考え方、CTやマイクロスコープなどの機器をつかった治療の実践事例、高齢者(認知症患者)に対する摂食嚥下への考え方など・・・、会員たちによる講演の内容は多岐に渡ります。

 

 

 

質疑応答では意見や質問が続き、深い議論に発展することもあり、その様子からは歯科医療のおかれている社会的な役割や責任に対する会員医師たちの高い意識を垣間見ることができました。

 

 

歯科医療の未来をつくる

日曜日の開催にも関わらず多くの熱心な会員、歯科医師、歯科衛生士で会場はいっぱいに。

 

 

超高齢社会とこれからの歯科医療

 

 

 

簗瀬会長講演では、先端歯科医療のあり方のひとつとして、歯科医院で認知症の早期発見・早期介入を推進することも必要・・・という提言も。

 

 

 

同様に、インプラント治療を中心とした臨床応用だけでなく、高齢者歯科医療や摂食・嚥下リハビリテーションの分野においても当研究所で活発に取り組みを行っていくということを、当研究所の学術専務理事・奥森直人氏も述べていました。

 

 

 

日本歯科先端技術研究所では、2015年度、会員向けの研修会のほかに市民公開講座を予定しています。インプラントを始め、歯科医療の観点から見る認知症との関わり方など、私たちにとっても非常に身近なテーマでの研究活動を続けている同研究所。

 

 

 

公式ホームページはこちらから。
活動の内容や行事予定などを見ることができます。

 

 

 

医療・福祉に携わる企業のPR(認知向上)をお手伝いします

 

 

 


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