歯科医院のマネジメントをサポートする「株式会社Y’s for medical」さんにお話を伺ってきました。【その2】

Y’sが提供していくコンテンツ
―ビジネス主体でのサポートとは、具体的にはどういったことをしていくんでしょうか?
横川「主だったものから順に説明しますと、まずは『臨床能力開発メソッド』の提供があります。
医師が現場で患者満足度を向上させ、さらに医院の収益力を向上させる能力。それを高めるための手法や考え方を『臨床能力開発メソッド』としてまとめ、提供しています。
医療技術ではなく患者に寄り添う力、たとえば来院された患者さんが居心地よく過ごせるようなサービスであったり、患者さんの潜在ニーズを引き出して付加価値の高い治療を提案したり、患者さんに対して価値のある情報を提供することでデンタルIQ(虫歯、歯周病などの歯の病気や予防に対する認識度、理解度)を高め、歯の健康を保つことの大切さへの気づきを与えることであったり。
もちろん最終的にどんな治療をするかは患者さんのご要望が第一なので、押しつけがましい接客スタイルを伝授しようっていうわけではないです(笑)。
患者さんが正しい知識を持ち、正しく“自由に”判断できる医療を行うことができる、それを本当の【自由診療】と定義しますが、それをきちんと実践して頂けるサポートをする、そんなイメージです。」
柚木崎「臨床能力開発メソッドについてはかれこれ一年ほど議論を重ねながら実践しています。自由診療を希望される患者さんが増えて売上が大きく伸びたなどという嬉しい報告も続々と頂いています。」
横川「研修医コース、勤務医コース、開業医コースとバリエーションを用意しています。それぞれにとって必要な能力は異なってきますので。」
―医師自身の成長を促すためのプログラムなんですね。
横川「そうです。もちろん、経営実務よりも技術を高めることに重きを置きたいという医師もいると思いますので、そういった方には経営代行や経理・人事などの支援、行政指導への対応、医院継承サポートやM&Aサポートなど、普通のコンサルがやってるようなサービスもやります。
ただそれだけに留まらず、臨床能力開発メソッドをはじめ、Y’sとしての独自性というか、僕らだからやれるっていうコンテンツや経営支援の仕方を中心に考えています。」
Y’sインタビュー【その3】へつづく。