「第7回 日本の福祉現場力を高める研究大会」参加レポート

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こんにちは! 医療・福祉の”熱い”情報発信ステーション「メディウェルギャラクシー」編集長の安部です。

 

 

2月15日(土)、日比谷公会堂にて開催された「第7回 日本の福祉現場力を高める研究大会」に参加しました!

 

 

会場の日比谷公会堂。前日の大雪で辺りは深く積雪していました

会場の日比谷公会堂。前日の大雪で辺りは深く積雪していました

 

 

大雪の影響で交通機関は乱れ、道路状況も悪かったにも関わらず、会場は大入り!

発表者はもちろん、参加者みなさんの意識の高さが伺えます。

 

(かく言うわたしは、雪による交通機関の遅れと、道を間違えてしまったのとで遅れての到着となってしまいました…。) 

 

どんな大会?

医療福祉に関わる学生や社会福祉法人、NPO法人、若手福祉人材など、さまざまな職種に携わる人たちによる研究発表が行われました。

 

 

発表者それぞれが自分のテーマをもって、それに対する取り組みや工夫、成果、反省などをプレゼンテーションします。 

 

 

発表内容は、
 
白内障で視力を落とした方への歌唱・音楽療法によるケア、
 
住み慣れた地域でいつまでも暮らせるための、福祉支援付き住宅の推進、
 
保育を見直し地域に活力を与えるためのイベント推進、etc…
 
 
 
非常にバラエティに富んだ内容でしたが、
ひとつ、とても印象に残ったことがありました。
 
 
 
それは、発表者のうち何人かが、共通して言っていた「ある言葉」。
 
 
「ないことばかり探すのではなく、一人一人が行動し、工夫して、よりよい活動をしていこう」
 
 
限られた福祉資産の中でやりくりしなければならない現場では、ついつい不満が先に出がち。
でもそれを嘆かずに、新しい発想で、仲間との協力で、もっと良くしていくことができる!
そんなポジティブな熱気に満ちていました。
 
 

特別講演「対話が福祉の未来をつくる」

 
最後は、この大会にお誘いくださった『未来をつくるkaigoカフェ』代表・高瀬比左子さんの特別講演!
じつはまだお会いしたことがなかったので、今日はこの講演をとても楽しみにしていたのです。
 
未来をつくるkaigoカフェ主宰・高瀬さんの特別講演

未来をつくるkaigoカフェ主宰・高瀬さんの特別講演

 
 
まずは、福祉の未来を明るくする『コミュニケーション・対話』についてのお話から始まりました。
 
 
コミュニケーション・対話は、介護福祉だけではなく、あらゆる医療・福祉の現場で日々仕事をしている方々に通じること。

そして、そうしたコミュニケーション・対話を良いものにするためには、『現場で働く人たちが、仕事だけでなく自分の暮らしの中で実現したいこと』をもって、日々の生活を前向きに、豊かに過ごしていくことが大切だ、と。

 
 
高瀬さん「私はそれを『生活プラン』と呼んでいます。どんな些細なことでもいいから、自分が生活の中で実現していきたいと思っていることを紙に書いてみるんです。」
 
 
なるほど~~…と聞いていると、
 
 
 
 高瀬さん「ではみなさんも自分の『生活プラン』を紙に書いて、隣の席の人と見せ合ってくださ~い」
 
 
という突然の投げかけ。

 

 

まさかの展開に(笑)、みなさん驚きながらも自分の『生活プラン』を書き出し、隣の人たちと見せ合います。

 

 

もちろんわたしも、書きました!

 

 

 

 

大きな講堂で開かれるイベントで周りの人と話をする、という経験は初めてでした(笑)。
 
 
隣の方の生活プランも聞かせてもらったり、前後の席の方ともお話をして…とても新鮮で、楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

さて、この特別講演の講師、高瀬さん。

ふだんは『未来をつくるkaigoカフェ』を主宰し、活発に活動を広げています。
 
 
『未来をつくるkaigoカフェ』とは一体何なのか…

どうして彼女はkaigoカフェを始めるに至ったのか…

 

 

未来をつくるkaigoカフェのレポートは近日掲載予定!

 

 

こちらも是非お楽しみに!

  

まとめ

 

医療・福祉と一口に言っても、非常に多岐に渡ります。

 

 

そこには明確な正解はなく、試行錯誤の繰り返し。

そうした試行錯誤の末にたどり着いたそれぞれの発表者の答えを、この大会で聞くことができました。

 

 

非常に明るいポジティブな雰囲気で進み、笑いや拍手、果ては絶叫(?)まで響くほどに盛り上がっていました。

 

 

工夫をして、提案して、行動する。

前向きな発想で、みんなでアクションを広げていく。

 

 

この大会で私は、福祉の明るい未来を見ることができたような気がします。


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