埼玉県社会福祉協議会 地域福祉部 澤部長 インタビュー

地域福祉部の澤部長と

 

 

 

偶然の出会いから、今回のインタビューへ

 
 
 
雨上がりの晴れた空の下。

わたくしメディウェルギャラクシー編集長の安部は、さいたま市に降り立っていました。
 
 
というのも、埼玉県社協・地域福祉部の澤(さわ)部長にお話を伺う機会を頂いたため。
 
 
埼玉県社協
 
 
遡って2月、日比谷公園で開催された『日本の福祉現場力を高める研究大会』で、席が隣同士だったというのがきっかけでした。
 
 
Facebookを通じて、私をこの大会に招いてくださった『未来をつくるkaigoカフェ』主催の高瀬比左子さんの講演で、『隣の人と話しましょう!』というワークがあり、そこで話をしてみると『ぜひ一度ウチにも来てよ!』ということでお声かけいただいたのです。
 
 
ソーシャルをきっかけに、こうしたリアルなつながりが広がっていくのは面白いですね。
 
 
 

地域の支え合いにフォーカスした事業計画を推進

 
 
地域福祉部 澤部長と
 
 
 
埼玉県社協 地域福祉部ではいくつかの柱をもって計画していますが、主なものを説明しますね。
 
 
まずは、支え合いのコミュニティづくり。
地域に住む住民たちが互いに支え合える環境づくりを進めていけるよう、お手伝いをしたり助成金を出したりなどの事業を行っています。
 
 
 
そして、孤立防止。
最近、よく孤独死のことなどもニュースになると思います。まだまだ認知度は低いですが…。埼玉県でも山奥のほうに行くと、たとえば最寄りのコンビニも車で1時間!みたいなところがあるんですよ。そうした地域にお住まいの方が孤立したり引きこもりにならないよう、周囲での見守り体制を推進していくためにフォーラムを開催するなどして、啓発を続けています。」
 
 
 
―そうか、介護関係者だけでなく地域にお住まいの住民みなさんに対して、啓蒙しているんですね。
 
 
 
「そうです。ただ、啓蒙というより『啓発』ですね。そういう段階にまで進んできているなという印象です。
 
 
たとえば先ほど述べた孤立の問題でも、何も高齢者だけの話ではないんです。生産年齢である20代~40代も職に就けずに引きこもり、ひいては生活困窮者となってしまうような事例も多い。より多くの人にこの課題を受け止めてもらうためには、私としては『啓発』という意識で活動しています」
 
 
 
―生活困窮者への対策も?
 
 
 
「もちろんです。事業の柱の一つとして、今年度も重点的に取り組む予定です。
 
 
 
生活困窮者の自立支援のために様々な事業者が取り組んでくれている。我々はそれらをモデル事業として展開したり、実践事例の共有を推進するなどしてサポートします。また、自立支援制度の相談機能を強化するための研修や、制度への理解を促す課程なども提供し、自立支援制度を推進していきます。」
 
 
 
―(手元にご用意いただいた資料を見て)そのほかにも、大がかりな計画が並んでいてかなりの人的・資金的なリソースが必要ではないかと思ったのですが…
 
 
 
 
「ええ、カンタンにはいきませんね。
県社協といっても予算や人員は決して多いとは言えないのが実情です。
 
 
ですが、それはどこの事業者も社協も一緒。ウチより少ないリソースで頑張っているところだって当然あります。とにかく県社協の活動をより多くの人たちに知ってもらい、地域や他の事業者たちと協力して進めていきます。」
 
 

自分たちの活動を知ってもらい、活用してほしい

 

 
 
―『知ってもらう』ための一環がこうした広報誌の発行なんですね。
 
 
埼玉県社協広報誌SAI
 
 
 
「この広報誌『SAI』では、いろんな人にインタビューしたり、特別企画を立てたりして、多くの人に手に取ってもらえるような内容になっています。もちろん、社協として行っているイベントや、助成金などの情報も掲載されています。かなりカジュアルな感じの広報誌で、社協が発行しているものとしては珍しいんじゃないかな」
 
 
 
―私もメディウェルギャラクシーの企画のために参考にさせて頂きます(笑)。
 
 
話は変わって、澤さんと初めてお会いしたときは大雪の日でしたが、埼玉県では積雪はどうでしたか?
 
 
 
「昨年度、埼玉県は雪害だけでなく竜巻にも見舞われ、多大な被害を受けました。
その対応のためボランティアを立ち上げ支援を進めましたが、今年度ではそうした災害対策をより強化できるよう、ボランティアセンター立ち上げ訓練や研修などを実施していきます。」
 
 
 
―災害時こそ地域の支え合いが重要になってきますから、想定外の事態となっても住民一人ひとりが周辺をカバーし合えるような環境だったりボランティアがスムーズに支援に動けるような体制づくりは大切ですよね。
 
 
さて、もう時間になってしまうのですが…、メディウェルギャラクシーを見てくださる方に対して、何かメッセージなどあれば、ぜひお願いします。
 
 
「ウチでやってることをより多くの人に知ってもらって、ウチの活動を利用してほしいなと思います。埼玉県社協、がんばってるぞ!っていうことも、伝えたいですね(笑)。
 
 
埼玉県の人口は700万人以上にも上る中で、民生委員は1万人強。これから10年で4人に1人が高齢者になると考えると…、圧倒的に足りないでしょう。焦るわけではないが、のんびりもできない。どんどん、啓発を進めていかなければと思っています。
 
 
 
ボランティアに関しては、ボラセンの強化だけでなく、交流会や体験プログラムも運営しています。
 
 
そうしたイベントを通じて、これからの時代を担う中高生のみなさんが『地域福祉って何だろう?』と興味を持ってくれたり、『ボランティアっていいな』と感じてくれたり。1人でも多くの人にそう思ってほしいと思って、活動を続けていきます!」
 
 
地域福祉部 澤部長と
 
 
―ありがとうございます。またお会いしたときには、お話の続きを聞かせてください!
 
 
 
「東京に行くとき声掛けますよ。最近は減ったんですが、東京までよく飲みに出ていた時期もあってね。ぜひ今度一杯、ご一緒しましょう(笑)」
 
 
 
―ぜひ、よろしくお願いします(笑)!

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