当事者と支援者の想いが交わる場…障がい者支援交流会

こんにちは。メディウェルギャラクシーの安部です。
多くの人で賑わう都心の週末。今日はそんな喧噪から少し外れて、ゆっくりとした時間の流れる静かなカフェに入りました。
この場所で開催される「障がい者支援交流会」に参加するためです。
「障がい者支援交流会」は、介護職員として働く酒井大輔さんがスタートした取り組みで、今回7回目を数えます。当事者の方や福祉関係者が中心に参加され、毎月開催されています。
障がい者の”はたらく”を支援する雑誌「コトノネ」の紹介
交流会の前半は、障がい者の”はたらく”ということを支援する季刊誌「コトノネ」編集者の田中さんより、「コトノネ」創刊の想いや、これまでの記事についての紹介がありました。
「コトノネ」は、東日本大震災を機に、とある企画制作会社が立ち上げたプロジェクト。
被災地で大きな被害を受けた障がい者の雇用・労働環境の一刻も早い復興と、これまで以上に充実した環境で障がい者が働くことができる環境づくりを支援するため2012年1月に創刊され、以来、障がいをもった方々が企業で生き生きと働く姿を追い続けています。
「働くことの意味」とは・・・一人ひとりが思いを言葉に
後半はワールドカフェ方式での意見交換。
「働くことの意味」などのテーマで、一人ひとり意見を出し合いながら、話を掘り進めていきました。
なぜ、働くのか…それは健常者にも障がい者にも、重要な問いだと思います。
やりがいのために働く…では、やりがいって何なのか。周囲から認められること、お金を得ること、数字を達成すること…それぞれの立場から、少しずつ異なった意見が出されます。
障がいをもっているために就職活動でも苦労をしたり、就労後もさまざまなハードルや不安があったり…当事者だからこそ言える、リアルな言葉ばかりでした。
けれど、そんな中で、その場にいた多くの人が
「たとえ不自由なく暮らせるだけのお金があっても、仕事はしたい。(起業や投資に)挑戦したい」
ということを言っていたのが印象的でした。
こうした一つひとつの個人の取り組みがよりクローズアップされ、多くの人たちに良い影響を与えられるよう、メディウェルギャラクシーも発信を続けていきます。