講演「食と健康~免疫力を高めるには~」を聴いて改めて感じる、食生活の大切さ

こんにちは、メディウェルギャラクシーの安部です。
前回レポートした治療食等献立・調理技術コンテストを主催している日本メディカル給食協会より、会長である吉田憲史氏が講演をされるということでお招きいただきました。
講演は、食品関連のメーカーや加工会社が集まる場で行われ、ふだんは「医療給食」というものに触れる機会の少ない方々にも向けて行なわれました。
テーマは「食と健康~免疫力を高めるためには~」。
日本メディカル給食協会会長であり医師でもある吉田氏は、医学的な見地から医療食の大切さ、免疫(今回は特にがんに対する免疫)の大切さを語ります。
実は免疫というものは「笑うこと」によって働かせることができる、のだとか。
笑いが脳に興奮状態を起こし、情報伝達物質が活発に働くことで、がん細胞を殺すための細胞が活性化するのだそうです。
ここから考えて、楽しい食事、美味しい食事で笑顔を生み出すことができれば、それは単に栄養的な話だけではない免疫効果をもたらすことができる、といえます。
私が小学生のころですが、「両親が出かけていて一人でご飯を食べるのがつまらない」と言っている友人がいました。
こうした経験は、精神的な意味だけでなく、肉体的な健康にも大きく影響を与えてしまうのかもしれません。
これまで食事と健康の関わりについては「何を食べるか」「どう調理するか」という点でしか見ることはありませんでした。
けれど、ここでさらに「どこで食べるか」「誰と食べるか」ということも、健康的な食事のためには重要なことなんだということを知りました。
これから食事のたびに、意識していきたいですね。
今後、「医療と食」について焦点を当てた記事を集中的にお送りする予定です。切っても切り離せない両者の関係と、そこで”熱い”想いをもって取り組む方々の姿、ぜひご覧ください。