あなたの助けが『トクホ』をつくる! 食品の臨床試験で『トクホ』の製品化を支える株式会社ケイ・エス・オーを取材しました【後編】

トクホ、健康食品の臨床試験モニター事業を展開

 

 

 

こんにちは。メディウェルギャラクシーの安部です。

 

 

 

前回に続き、「トクホ」を中心とした食品の臨床試験モニター事業を行っている「株式会社ケイ・エス・オー」のインタビュー後編をお届けします!

 

 

 

モニター登録・試験参加は無料。参加者には謝礼も

 

 

 

—では具体的な臨床試験の流れについて教えてください。

 

 

 

小森「クライアント様からの依頼を受けて、当社に登録して下さっているモニター(被験者)の中から、条件に合う方をピックアップします。

 

 

 

モニターの方々には、一定期間その食品を摂取しながら、当社の提携医院で定期的に健康状態を測定してもらうことになります。その結果を統計解析し、報告するというのが、一連の流れです。」

 

 

 

—モニターになるのに登録料などはかかるんですか?

 

 

 

小森「いえ、試験中に受けていただく検診も含め、すべて無料です。これは、臨床試験にかかる費用はすべて依頼主であるクライアント様にご負担いただいているためです。また、モニター協力者の方には謝礼をお渡しさせていただいてます。

 

 

 

検診の結果に関しても、個人情報保護の観点から厳重に管理し、目的外の利用は一切ありませんので、その点もご安心いただけます。

 

 

 

さらに、万一、検診の結果で健康状態が危ぶまれるような数値が出たときには、医師から依頼され、弊社からご本人に直接お知らせする場合もあります。モニターになることで、自身の健康管理にも役立てて欲しいのです。」

 

  

臨床試験に留まらず、もっと健康に貢献できるよう事業を広げていきたい

 

 

 

—臨床試験のほかにもいろいろな取り組みをされているんですね。そのあたりの内容をお聞かせください。

 

 

 

小森「私たちの事業はみなさんの健康的な生活にとって、大きな貢献ができるものだと考えています。その特徴を生かして、より多くの人に健康を享受いただけるような取り組みを進めています。

 

 

 

その中のひとつに、高齢者の健康増進に関する取り組みがあります。

 

 

 

高齢者の健康のために何か力になりたい、という想いから、経済産業省の受託事業として『長寿いきいき研究所』というプロジェクトを推進しています。

 

 

 

高齢者の方々が自立した生活を志そうとしても、加齢による機能低下から今の社会ではかなりのものが障害になってしまいます。ペットボトル一つとっても、キャップが固くて開けられないということもあるんです。そういった障害に対して何か働きかけられないかという想いがありました。

 

 

 

高齢者が寝たきりにならずにイキイキと暮らせることを目指した老人ホーム『スーパーコート』の運営が、その主軸となっています。

 

 

 

また、ここで得られた経験とケイ・エス・オーの事業をミックスさせて、高齢者の方々に向けたイベントを行っています。

 

 

 

高島平の区民ホールで『高島平 いきいきフェア』と題した高齢者向けの講演会を開催しており、こちらの開催はもう4回を数えます。

 

 

 

講演のほか、健康食品や通常の食品を試供していただくモニターも行っています。臨床試験というかたちではなく、単純に消費者として『美味しい』『食べやすい』『開封しやすい』などの声をアンケートで集めています。

 

 

 

アンケートにご協力いただいた方にも謝礼をお渡ししていますので、おこづかいにもなりますし、社会参加しているという実感を少しでも感じていただけたらな、と思っているんです。」

 

 

 

―高齢者の方々にとっては家から出て周囲と交流をもつ機会となり、さらに健康食品や通常食品を口にしながら収入も得られる、ということなんですね。

 

 

 

小森「そうです。高齢者の方々みんなが顔を向け合って話ができるような環境をつくりたいと考えています。

 

 

 

イベントでは、テレビに出ているような先生を招いて講演を行ったり、ヘルシーなお弁当を味わっていただいたり・・・家を出て参加しようと思ってもらえるような、楽しみのある企画を立てています。

 

 

 

それでみなさんがお互い誘い合って、一人でも多くの人が場に出てきて、例えば健康食品が美味しかったとか効果が出たとか・・・、それをネタにして話に花を咲かせてもらえたら、すごく嬉しいですよね。」

 

 

 

―今後はそうした多方面への展開とともに、主軸の臨床試験も拡大していかれるわけですね。

 

 

 

小森「今後、食品臨床試験の社会的な存在意義はより高まっていくと考えています。健康意識、食の安全意識の高まりはもちろん、より多くの食品に対してこの臨床試験が活用できる時代が来るだろう、と。

 

 

 

トクホ以外の食品やサプリメントでも、来年4月から消費者庁による「新たな健康機能表示制度」が始まるなど、機能性食品として健康効果を表示できるようになります。

 

 

 

そうなると、欠かせなくなるのが臨床試験の結果です。何のエビデンス(証拠)もないのに『この食品は●●に効く!』なんてことは言えません。

 

 

 

そのときに備え、これから目の前の大きな課題に取り組んでいくつもりです。」

 

 

 

―その課題とは。

 

 

 

小森「具体的には、一般消費者に対する臨床試験の認知向上と、モニター登録者の確保です。

 

 

 

ここに重点的に取り組むにあたり、昨年、子会社として『株式会社エル・スマイル』を設立しました。

 

 

 

トクホを始めとする臨床試験モニターによるボランティア会を継承、拡大させ、エル・スマイルボランティア会『COMCOM』のモニター募集を行いながら、臨床試験についてのPRを進めています。

 

 

 

親会社のケイ・エス・オーとともに、新しいステージに向けて一歩を踏み出した、という感じです(笑)。」

 

 

 

―まさに次のステップへ進まれるまっただ中だったんですね!

 

 

人々の健康を支えることに真摯に向き合い、ケイ・エス・オー設立に至った小森社長。

新たに設立した子会社『エル・スマイル』についても、併せてお話を聞かせていただきました。

 

 

つづく


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